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トランジロン 技術Q&A集(設計・安定走行編)

トランジロンの長機長コンベアの設計、プーリ径や駆動方式、テークアップ、ナイフエッジ、蛇行対策まで、安定走行に直結する設計上の重要ポイントをQ&A形式で分かりやすく整理しました。


基本設計

Q.「長機長コンベアでは、なぜキャリアローラを使用するのですか?」

A.  コンベアラインが長い、または総荷重が大きい場合、フラットテーブルでは有効張力が増加します。キャリアローラを使用することで走行抵抗を低減し、有効張力を小さく抑えることができます。


Q.「リターン側にもキャリアローラを設置すべき条件はありますか?」

A.  両端のエンドプーリの軸間距離が2,000mm以上の場合、リターン側にもキャリアローラを設置することで、ベルト自重によるたるみを防止できます。


Q.「推奨されるコンベアの駆動方式はどれですか?」

A.  駆動プーリを排出側に配置するヘッド駆動が推奨されます。この配置は、テール駆動に比べて効率よく動力を伝達できます。

プーリ設計

Q.「プーリ径が小さいと、どのような問題が起こりますか?」

A.  プーリ径が小さすぎると、たわみが大きくなり、ベルトのしわ発生や走行不安定の原因となります。特に幅広ベルトでは注意が必要です。


Q. 「プーリ径はどのように決定すべきですか?」

A. 以下の要素を総合的に考慮して決定します。

・伝達される有効張力
・使用するベルトの屈曲性
・横桟・縦桟の屈曲条件

最小許容径は製品プログラムおよび計算資料(カタログ番号304)を参照してください。


Q.「駆動プーリの形状に推奨はありますか?」

A.  駆動プーリは、中央を円筒状、両端をテーパ加工(クラウン付き)とし、円筒部の長さをベルト幅の約1/2とする設計が推奨されます。

摩擦材ライニング

Q.「駆動プーリに摩擦材ライニングは必要ですか?」

A.  ベルト下面がU0、A0、E0などの場合、摩擦係数を高めるため、駆動プーリへの摩擦材ライニングを推奨します。


Q.「推奨されるライニング材の条件は?」

A. いずれも耐摩耗性が必要です。

・プラスチック材:ショア硬度85A以上(20℃)
・ゴム材:ショア硬度65A以上

テークアップ装置

Q.「ウェート式テークアップはどのような用途に適していますか?」

A.  長機長・重負荷コンベアや、温度変化の大きい条件下で有効です。起動時のベルト伸びを自動的に補正できます。


Q.「ウェート式テークアップの注意点は?」

A.  正逆走行コンベアには適していません。その場合は、クラウン付きプーリや自動調芯装置の使用を検討してください。

ベルト支持方法

Q.「滑りテーブル設計で注意すべき点は?」

A. 
・ベルトより2~3mm低く設置
・エッジ部は面取り加工
・表面の塗装残渣や汚れを除去

これにより安定走行と低摩擦が確保されます。



Q.「キャリアローラのピッチはどのように決めますか?」

A.  搬送物の長さ、ベルト張力、ベルトおよび搬送物の質量から決定します。
基本的には、搬送物が常に2本以上のローラで支持されるピッチが推奨されます。

ナイフエッジ

Q.「ナイフエッジ部で動力消費が増える理由は?」

A.  ナイフエッジ部では摩擦が増加し、高速運転時には温度上昇も起こりやすいため、消費動力が増加します。


Q.「ナイフエッジ設計のポイントは?」

A.
・接触角を極力小さくする
・初期張率は0.3%以下
・ローラエッジ(回転式)の採用を検討

ベルトの安定走行

Q.「ベルトが蛇行する主な原因は何ですか?」

A.
・プーリやローラの平行ズレ
・フレーム剛性不足
・プーリ表面の汚れ・摩耗


Q.「安定走行を確保する基本は?」

A.
・全プーリ・ローラを平行に設置
・クラウン付き円筒状プーリの使用
・搬送物は常にベルト中央へ供給

縦桟付きベルト

Q.「縦桟付きベルトで注意すべき点は?」

A. 強制的なガイドは避け、必要に応じて自動ガイドシステムを使用してください。溝幅には十分な公差を持たせることが重要です。

クリーニング装置

Q.「クリーニング装置は駆動力に影響しますか?」

A. はい。クリーニング装置の押付力と摩擦係数により、必要動力が増加します。駆動力計算時には必ず考慮してください。


Q.「スクレーパ選定の注意点は?」

A.
・ベルトに過度な接触をさせない
・接触材質は耐摩耗性を考慮
・不適切な取付は走行不安定の原因となります