50 years of Flotex at Ripley
リプリー工場-フロテックス50年の歩み-
フォルボの一口話
2022年11月17日（木）
フォルボ・リプリー工場のチームは、工場開設50周年を記念して祝賀会を開催しました。
工場の全従業員が招待され、ケーキを食べながら、オペレーションディレクターのアンディ・スミスからプレゼントが手渡されました。
多くの社員が長年にわたって働いています。
リプリー工場には勤続年数10年以上が56名、20年以上が19名、30年以上が11名、40年以上が4名在籍しているのです。
このことはフォルボが長年にわたって良い方向に進んでいることを物語っています。
フロック・カーペット＜フロテックス＞は、1960年代にフランスのシャトールノー工場で最初の生産が開始されました。1971年、ロー＆ボナーグループが英国をはじめとする数カ国での製造、販売権を獲得しました。フロテックスは、1971年11月に英国で開催されたインタービルド・エキスポで発表されました。リプリー工場が稼働するまでの間はフランスから輸入していました。
製造機械の設置作業は、シャトールノー工場の"BESNIER FLOTEXチーム"の監督のもとで行われました。そして1972年11月17日、産業開発大臣クリストファー・チャタウェイ氏がリプリーのコドナー・ゲートにて『フロテックス社』の工場を正式に開設したのです。
ロー＆ボナーグループが設立した、フロテックスの製造、販売を行う新会社『フロテックス社』の取締役会の様子。
過去50年の間に、難燃性のフロテックスFRやタイル、プランクサイズなど数多くの製品開発が行われました。また、フロテックス・ヴィジョンのデジタルプリント（シャトールノー工場でプリント）が可能になったことで、これまでにないデザインの可能性が広がり、デザインの大幅な向上を実現しました。
時代とともに変化するブランド戦略
過去50年間に使用されたブランドロゴの一部をご紹介します
( 年表はおおよそのものです ) 。
主要なブランドキャラクター
1980年代 - 1979年フロテックスの住宅用コレクションとしてカワウソが登場しました。1982年11月にリプリー工場が開設されてから10周年を記念して、地元のアーティストに依頼された真鍮とブロンズの彫刻が現在も残っています。
1990年代 – レックスは、1990年代の住宅広告キャンペーンに多く使用されたフレンドリーな恐竜です。レックスはテレビにも登場しました。ティラノサウルスはキッチンの床を派手に汚してしまいますが、フロテックスなら新品同様に綺麗に清掃できます。
2000年代前半 –リプリーの工場でキャンペーンを行っているゆるキャラのような見た目のダニのキャラクターは、フロテックスが室内の空気環境を改善することを宣伝する多くの広告キャンペーンに使用されました。また、フロテックスは英国アレルギー財団（現英国アレルギー協会）による第三者機関からの認定シールを発行され認証を受けています。
英国アレルギー協会
市場タイプ
フロテックスは、そのユニークな特徴と利点により、世界各地でさまざまな商業施設や住宅向けに販売されています。主に教育施設、商業施設、宿泊・レジャー施設、オフィス、産業施設、車輛用、運動施設、公共施設や住宅施設などです。
1970年代から様々な輸送分野にも販売され現在では鉄道、船舶、バスの床材として提供しています。
現在では、ロイヤル・カリビアン、ヴァージン・クルーズ、ホーランド・アメリカライン、セレブリティ・クルーズ、ホーンブロワー・クルーズなど、船舶分野にもIMO/MED（国際海事機関/船舶設備指令）承認のフロテックスFRを納入しています。
鉄道分野では、フランス国鉄、北アイルランド鉄道、フリックストレイン、レンフェ、ヨーテボリ公共交通機関などにも、欧州鉄道規格EN 45545-2: HL2に適合するフロテックスFRを供給しています。現在、鉄道車両製造に使用されるすべての材料は、火災発生時に最高レベルの安全性を達成するために、EN 45545-2規格に準拠する必要があります。
また、バスへのフロテックスの供給も継続しています。
フロテックスは現在でも1970年代当時と同様に優れた性能を発揮しています。
フロテックスがいかに耐久性に優れ、正しくメンテナンスをすればどれだけ長く使えるかを証明しているのが、
世界中の多くの施工例であり、長い時の試練に耐えてきた製品であることは確かです。
次の50年に向けて、ご挨拶申し上げます。